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Ultimate Oscillator

Ultimate Oscillatorは指標の設定期間と相場の周期のズレによる指標の精度の低下を軽減する為に開発された指標です。


従来のオシレーターの欠点を克服し、相場の強弱にあわせて、計測期間を変更します。ウィリアムズは、7日間、14 日間、28日間の3期間を提案しています。


・Ultimate Oscillatorの計算式

当日の真の安値(TL)を求めます。

TL = 「当日の安値」か「前日終値」の低い方

当日の買い圧力(BP)を求めます。

BP = 当日終値 - 真の安値

当日の真のレンジ(TR)を求めます。真のレンジは次の3つのうち値幅が最大になる物を選択します。

当日高値 - 当日安値
当日高値 - 前日終値
前日終値 - 当日安値



BPn = n日間のBPの合計
TPn = n日間のTRの合計

RawUOはBPとTRの比を異なる3つの期間について求め、更に期間の短いものから順に4倍、2倍、1倍とウエイトをかけています。この方法はEMAやLWMAと似ています。

このように短期の比率に対して負荷をかける事によって価格が新高値(安値)を取り続けるような相場になった際の、オシレーターの上限(下限)への張り付きを起こし難くしています。


最後に負荷をかけた分のデータの個数と元のデータ数の和で割って100を掛ければ完成です。


・Ultimate Oscillatorのトレード方法

Ultimate Oscillatorは価格とオシレーターのダイバージェンス(コンバージェンス)が売買の判断材料となります。

買いの判断材料
・Ultimate Oscillatorの値の1つが30以下。
・価格の最安値が更新されている状態でオシレーターの最安値が切り上がっている。
・Ultimate Oscillatorが50のラインを上に抜ける。

売りの判断材料
・Ultimate Oscillatorの値の1つが70以上。
・価格の最高値が更新されている状態でオシレーターの最高値が切り下がっている。
・Ultimate Oscillatorが50のラインを下に抜ける。

上の図は上昇トレンドで発生したダイバージェンスです。緑の丸の部分でUltimate Oscillatorが50を下に抜けているので売りのサインとなります。また、図の黄色い水平ラインでUltimate Oscillatorが直近の最安値をブレイクしています。この点で早めに売っても良いでしょう。

Ultimate Oscillator.mq4

Ultimate Oscillator.mq5

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