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Schaff Trend Cycle

Schaff Trend Cycle(シャフ トレンド サイクル)はMACDをストキャスティクス化した指標です。





上図がSchaff Trend Cycleです。2色に色分けされており、MTF化も可能です。

Schaff Trend Cycleは中期設定の比較的緩やかなMACDがベースとなっています。このMACDからストキャスティクスを作成してEMA補正し、更にその値からストキャスティクスを作成しEMA補正をしています。

特徴としては一方向へ動き出す(トレンドが出る)とそのまま反対側の上限(下限)まで進み易く、逆にトレンドの無い相場ではミドルレンジで上下し易い点等が挙げられます。


この指標のメリットはシグナルの反応が比較的速く、ミドルレンジ内の反転を逆シグナルとして用いた場合に損失を抑えられるケースが多い事です。デメリットは先に書いた通り、トレンドが出るとその方向の上限(下限)に張り付いてしまう為、押し目を狙う機会が少ない点です。

これはストキャスティクスのベースとなるMACDの設定期間をデフォルトよりも長く設定している為です。設定期間を短くすればトレードチャンスを増やす事が出来ますが、シグナルの精度は落ちてしまいますので一長一短と言えるでしょう。




Schaff Trend Cycleのパラメータ設定

Time frame
作成する移動平均線の時間足を設定します。設定は選択式になっています。デフォルトでは「Current」に設定されていますので、通常の移動平均線が描画されます。




Schaff period
ストキャスティクスの期間を設定します。




Fast macd period
MACDの短期EMAの期間を設定します。




Slow macd period
MACDの長期EMAの期間を設定します。




Smoothing period
ストキャスティクスを平滑化する際に適用するEMAの期間を設定します。




Interpolate in multi time frame mode?
マルチタイムフレームを使用した際の波形を階段状に表示するか、平滑表示するかを選択します(計算による平滑とは異なり、あくまでも視覚的な平滑化です)。





Schaff Trend Cycleのトレード方法

一般的にSchaff Trend Sycleは順張り・逆張りに使用出来ると言われていますが、ここでは順張りの方法について説明します。


上図は日足のポンド円チャートになります。

トレンドの判別にはMACDを用い、シグナルにはSchaff Trend Cycleを使用するのが基本的な使用方法です。図ではトレンドの判別に移動平均線を加えています。

MACD、移動平均線、Schaff Trend Cycleのパラメータは共にデフォルトです。また、Schaff Trend Cycleの「25」、「75」ラインに黄色い線を引いています。


ロングの条件
MACDが上向いており、ローソク足が移動平均線よりも上に位置している
Schaff Trend Cycleが「25」ラインを下から上に突き抜ける

ショートの条件
MACDが下向いており、ローソク足が移動平均線よりも下に位置している
Schaff Trend Cycleが「75」ラインを上から下に突き抜ける


ストップの位置は直近の最安値が用いられるようです。また、トレンドの判別にはCCIやADX等のトレンドに対応した指標が有効です。






ダウンロードは以下のリンクから行えます。
















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